23日に行われたホームカミングデーのイベントの一つとして、「藤原正和駅伝監督に聞く」が8号館で行われました。聞き手は2000年経済学部卒業で、現在日経CNBCのメインキャスターの曽根純恵さんでした。話しのポイントは次のとおりです。
〇予選会について
・フリーで走らせた選手のうち1名がタイムを稼げなかった。
・集団が早くくずれてしまい、7番目以降の選手が62分台になってしまった。3、4年生がそれをやってしまった。
・これは監督、コーチの責任である。
・選手はよくやった。プロではないので批判は指導陣が受ける。
・特に4年生にはつらい思いをさせてしまった。
〇 現状について
・近年の低迷に対し、選手達自身が向き合えていなかった。
・他大学と比べ、大学の動きが遅い(スピード感がない)
・自分の選手時代は、中央大には世代のトップが集まっていたが、現在は各校に有力選手が分散している。さらに中央大は選手が伸びない大学と高校に思われおり、それを取り戻すには時間がかかる。
〇 1年生キャプテンについて
・当時のキャプテンがアキレス腱を故障し、長期間走れないことが明らかになってしまった。
・4年生がキャプテン案を提示したが、今後のチームについての話しに中味がなかった。
・その中で1年生の話しが一番良く、1年生の舟津をキャプテンにした。舟津はよくやっている。舟津がさらされないよう、指導陣が盾にならないといけない。
〇 取材対応について
・現状を知ってもらうため、予選会の2週間前までは取材を受けた。
・また、予選会当日の取材は仕方ないと考えた
・選手に見られているという経験、緊張感を持たせるためでもあった。
〇 指導者像について
・現在、家族と離れ、単身で寮に住み込んでいる。
・花田コーチも住み込んでいる。
・少なくとも今年中は住み込むが、本来は学生主体で過ごすべきであると考えている。
・選手は学生であり、人格形成をしっかり指導したい。また、選手の力に応じた指導をしたい。
・選手には前で走れと行っている。弱い気持ちに打ち勝つことが大切である。
〇 来年に向けて
・指導陣、選手とも、何とかしてやるという思いで頑張っている。
・来年は戦力的に厳しいが、各選手は伸びている。
・これまでは選手層が薄かったこともあり、故障させないよう配慮しながら練習してきた。
・筋力トレーニングにも取り組み、故障しにくい体づくりにも努めてきた。
・箱根に出場できないことが決まり、時間ができたので、高負荷の練習をしていく。
・今行っている練習の成果がでるのはかなり先である。毎日の積み重ねが大切。人間性の勝負。
〇 学員への期待
・中央大は多くのスポーツで活躍しており、駅伝だけに支援を集中できない。
・しかし、他大学は駅伝に集中しており、しのごの言っている場合でない。
・推薦の枠も少なく、人もない、金もないでは結果を出すことは困難である。
・合宿を行う際には、選手から5~10万円を集金しなければならない状況である。
・学員の皆様からの募金はありがた。2025年に向けての募金の案内が大学のHPにあるので、ご協力をお願いしたい。使途を駅伝に指定できる。
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中央OB (月曜日, 24 10月 2016 22:36)
藤原監督マジで期待してます。これでダメなら中央は永久にダメだと思ってます。